決定プロセスを経て特定したサステナビリティ課題と2020年度目標、およびオムロンの取り組みをご紹介します。
オムロンではサステナビリティ方針のもと、2017年度にサステナビリティの重要課題(マテリアリティ)を設定しました。これは、中期経営計画VG2.0で設定した事業ドメインにおいて解決すべき社会的課題と、VG2.0の遂行を支える事業基盤を強化し、ステークホルダーからの期待に応える課題の二軸で構成されています。2020年度の目標を設定し、その達成に向け、2017年度より各取り組みを進めています。オムロンは、VG2.0とサステナビリティの取り組みのベクトルを一致させ、持続的な企業価値の向上を目指しています。
VG2.0の注力ドメインにおける社会的課題の解決を通じ、社会への貢献と事業成長を実現します。
解決すべき 社会的課題 |
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2020年目標 | 注力4業界におけるi-Automation!※1を具現化するアプリケーション創造、制御技術確立、新商品の創出 〜モノづくりを革新する新たな価値創出〜 |
2019年度の進捗 |
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実績 |
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社会的価値 | 社会の生産性向上による経済発展に貢献 |
解決すべき 社会的課題 |
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | 健康寿命の延長や医療費の削減など、世界中の人々の健康で健やかな生活への貢献(家庭での血圧測定のさらなる拡大や連続測定への進化による脳・心血管疾患イベント発症ゼロへの取り組み、ネブライザや喘鳴センサ提供による喘息の早期発見・早期治療の実現) |
「ゼロイベント」(高血圧が原因で起こる重篤な疾患(イベント)の発症を未然に防ぐ)、喘息発作ゼロを目指すとともに、パーソナライズ医療の実現による社会的課題の解決を目指す。
トルコにおける啓蒙活動(オムロンアカデミー)
解決すべき 社会的課題 |
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 |
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VG2.0の人財戦略では、「人が育ち、仕事を楽しみ、高いパフォーマンスを上げ続けることができる誠実で強い会社を創る」ことを目指しています。多様な社員一人ひとりが多彩な能力を最大限に発揮し、自発的に自己成長を図るとともに、生産性・付加価値向上によるお客様・社会への貢献を通じてオムロンの発展を実現します。
オムロンの 取り組み |
<人財戦略の実行>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | 事業を通じて社会的課題を解決するためにイノベーションをけん引するリーダーと多彩な能力を保有し、発揮する人材の創出を実現 |
オムロンの 取り組み |
<ダイバーシティの推進>
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2020年目標 |
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2019年度の 進捗※2 |
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事例 |
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社会的価値 | 性別や障がいなど制約の有無などに関わらず、多様な人財が活躍できる職場の実現 |
オムロンの 取り組み |
<健康経営の推進>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | 社員の健康管理・健康づくりの推進により、生産性や社員の創造性の向上を図り、社員一人ひとりの働きがいと生きがいの実現に貢献。医療費の節減にも効果 |
※Boost5:心身の健康状態を把握するための5項目(運動、睡眠、メンタルヘルス、食事、タバコ)
オムロンの 取り組み |
<マネジメント体制の確立と改善活動の実施>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | 職場の労働安全衛生に関する法令・規定を遵守するのはもとより、社員にとって心身ともに安全で健康に就業できる職場の形成に努めることにより、オムロングループ構内で働くすべての人が能力を最大限発揮できる労働環境の実現 |
オムロンの 取り組み |
<マネジメント体制の確立と改善活動の実施>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | オムロングループで働くすべての人たちの人権が尊重されたよりよい職場環境の実現 |
オムロンは、「ものづくりポリシー※」を通じて企業理念を実践し、価値の創出と持続可能なものづくりに貢献します。また、購買方針に則り、ガイドラインに準じた購買を通じて、仕入先様とともに持続可能な調達に貢献します。
※ものづくりポリシー:ものづくりにおける3つの指針。Quality first(品質第一)、 3F :Front-loading, Flowing & Flexible(価値を開発の上流で作る。必要なものを必要な時に必要なだけ届ける)、H&E :Human-oriented & Eco-manufacturing(人と機械のベストマッチングの実現や人間性を重視したものづくり、環境を配慮したものづくり)
オムロンの 取り組み |
<全社品質マネジメントの推進>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | 品質、安全、環境、人権を商品・サービスに組み込み、持続可能なものづくりを実現 |
※オムロングループルール: マネジメントの透明性・公平性・グローバル性を確保し、適切で迅速な意思決定を行う経営基盤として制定した社内ルール。倫理行動、リスクマネジメント、不正統制、情報セキュリティ、安全保障取引管理、IT統制、会計資金、労働安全衛生管理、環境経営、購買、ブランドロゴ管理等、様々なリスクを網羅した24のグローバル共通ルールからなる。
オムロンの 取り組み |
<パートナーとのエンゲージメント>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | サプライチェーン上における社会的課題を仕入先様と共に解決することで、持続可能な生産消費社会の実現 |
オムロンの 取り組み |
<グリーンオムロン2020の推進>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | 温室効果ガス排出量削減による低炭素社会を実現することで持続可能なものづくりを実現 |
オムロンの 取り組み |
<グリーンオムロン2020の推進>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 |
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事例 |
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社会的価値 | 化学物質による人・生物・環境への悪影響の低減による低炭素社会と自然共生社会の実現 |
オムロンは、グローバルな視点でリスクに関わる活動を統合したリスクマネジメントを行うことで、企業の存続と目標の達成を確保し、企業の社会的責任を果たします。
社内で定めた方針やルールを周知し、ステークホルダーと長期的な信頼関係を構築すること、および社員が安心し誇りを持って業務や事業に取り組むことを実現します。
オムロンの 取り組み |
<コンプライアンスプログラムの強化>
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2020年目標 |
グループガバナンスの飛躍的な進化
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2019年度の進捗 |
グループガバナンスの仕組み構築完了
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事例 |
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社会的価値 | 各国の政治・経済・文化的背景を踏まえた適切な腐敗防止の取り組みを行い、法に基づく秩序ある健全な社会の維持に貢献。 各国の法律やグローバルルールに沿った公正な取引を徹底 し、公正で自由な競争ができる社会の実現に貢献。 |
オムロンの 取り組み |
<情報セキュリティ管理体制の再構築>
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2020年目標 |
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2019年度の進捗 | 主要拠点のITネットワークセキュリティのさらなる強化 |
事例 |
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社会的価値 | 秘密情報・個人情報の適切な管理を通じて、デジタル化社会の中で安心・安全にビジネスができる社会の実現に貢献 |