オムロンは、環境分野において、持続可能な社会をつくることが企業理念にある「よりよい社会をつくる」ことと捉え、2018年7月に、2050年にスコープ1・2について温室効果ガス排出量ゼロを目指す「オムロン カーボンゼロ」を設定しました。
そして2022年3月、オムロンはカーボンニュートラル社会の実現に向けて取り組みを進化させます。スコープ1・2※1については、削減シナリオを2℃シナリオからより野心的な1.5℃シナリオに変更しました。また、スコープ3カテゴリー11※2について、2030年に18%削減(2016年度比、2℃シナリオに基づく)という目標を新たに設定しました。
これらの目標は、オムロンが賛同しているSBTi※3の認定を受けました。
また、2019年2月には、TCFD※4への賛同表明を行いました。TCFD要請に基づき、有価証券報告書等に情報開示を進めていきます。
このほか、オムロンでは気候関連の問題について話し合う機会として、産業界や業界団体における活動の重要性を認識し、経団連の環境安全委員会や電機・電子温暖化対策連絡会に参加しています。そこで議論される気候変動に関する政策や最新の動向を、オムロングループの環境マネジメント施策に活用しています。
当社は、気候変動の課題解決に向け、地球温暖化対策推進法を支持し、当社の考えや方向性に一致する業界団体・イニシアチブに積極的に参画し、気候変動の緩和・適応を推進しています。
業界団体およびイニシアチブへの加入・継続を検討するあたり、団体/イニシアチブの見解が、パリ協定を支持する当社のスタンス、事業目的や主力分野、事業活動と整合が取れているかなど、活動状況を定期的にモニタリングします。
加入後、著しい不整合があるとみなした場合は、エスカレーション・プロセスに沿った対応を検討します。プロセスには以下が含まれますが、この限りではありません:
なお、2023年度、業界団体と当社の見解に大きな不整合は見られませんでした。