オムロングループでは、企業理念の実現のために、社員が業務の際に必ず遵守する規定・基準類を、2015年度より「オムロングループルール」として設定しています。 調達業務においては、「法遵守はもとより、環境への配慮などを含めた統合的なサステナブル調達をグローバルに推進すること」 をポリシーとして定め、その実現に向けた手順として「グループ購買ルール」を設定しました。
現在、グループ全社の購買責任者による会議での情報共有や工場購買部門への個別説明等を実施することにより、社内浸透を図っています。オムロングループルールの実行レベルを維持・向上するため、社内の監査部門による定期的な業務監査を行っています。
2021年度は、購買部門に対する業務監査を、グローバルの14拠点(日本:8/中国:3/アジア・パシフィック:1/米州:2)を対象に実施しました。
なお、同年には、サステナブル調達に特化した業務監査もグローバルの8拠点(日本:6/中国:1/アジア・パシフィック:1)を対象に実施しました。
単位:拠点数
地域 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 4 | 3 | 7 | 6 | 5 | 8 |
韓国 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
中国 | 3 | 5 | 1 | 3 | 2 | 3 |
アジア・パシフィック | 2 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 |
米州 | 6 | 3 | 5 | 1 | 4 | 2 |
欧州 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 |
合計 | 18 | 12 | 15 | 13 | 12 | 14 |
(2022年3月31日時点)
企業倫理推進の一環として、社外との取引を担う購買担当者が守るべき倫理行動を規定した「購買行動規範」を定めています。担当者が常にそれを念頭に置いて業務できるよう、e-ラーニング(ビデオ学習と模擬テスト)を年に1回実施しています。
2021年度はグローバル・全事業部門の購買担当者計3,100人が、指定の教材に基づき学習を実施しました。
持続可能な調達の実現を目的として、当社購買担当者を対象に人権・労働などサプライチェーンにおけるグローバルな社会的課題に関する勉強会を実施しています。
2019年は本社購買部門担当者を対象に、以下のテーマでサステナブル調達の勉強会を実施しました。
この勉強会は、本社購買部門全員がサステナブル調達の重要性やサプライチェーン上の様々なリスクについて共通の認識を持ち、社会や顧客からのサステナブル調達の要請に自社としてどのように応えていくかを考え実践していくことを目的に行われました。
また、ビデオカンファレンスを活用して中国からもエリア購買担当者の代表が参加しました。
2021年度は本社購買部門新任者を対象に勉強会の実施を予定しています。
オムロングループでは、購買部門の業務に関して、コンプライアンス上の問題やご意見を仕入先様から通報いただくホットラインを設置することにより、社内のコンプライアンス遵守を図っています。なお、窓口は、外部法律事務所に設置されており、通報内容が第三者に開示または漏洩することはありません。
日本は2013年度より、中国は2015年度より運用を実施しています。
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