グローバルの全生産拠点での環境リーガルアセスメント(第三者評価)実施
環境保全、地球環境および地域環境の汚染防止のために、法令遵守はもとより、地方自治体や地域住民のみなさまと締結した協定を遵守します。具体的には、 環境リスクおよびリスクによりもたらされる損失を未然に回避または最小化するために、環境リスクマネジメントに取り組みます。
環境事故または環境汚染などが発生した場合は、迅速かつ的確に対応し、人の身体生命の安全を最優先に、被害の最小化、早期復旧、事業継続、再発防止に取り組み、社会的責任を果たします。
2020年度、グローバルで環境関連法令に対する違反、環境事故、苦情の発生はありませんでした。
世界的な環境問題として、2020年度は特に気候変動、資源の不適正な管理、生物多様性の損失が取り上げられました。なかでも気候変動対策ではカーボンニュートラルへの取り組みが加速し、資源・エネルギー問題をはじめ、環境規制の見直し・強化が進んでいます。
オムロングループでは、環境関連法令遵守を目的に、生産拠点の環境関連法規制とその変化を把握する仕組みの強化および対策に取り組んでいます。2020年度は、COVID-19の影響を鑑み、日本エリアに所在する生産拠点の2拠点で環境関連法令遵守に重点をおいた環境リーガルアセスメント(第三者評価)を実施しました。
引き続き、大気・水・土壌汚染の防止に向けて、3~4年のサイクルで全生産拠点を対象に環境リーガルアセスメントに取り組んでいきます。
オムロングループでは、土壌・地下水汚染の調査や浄化を実施する場合には、専門チームを編成し、浄化対策策定のための調査や最適な浄化技術の検討・選定を行っています。
拠点において、土壌・地下水の自主調査などで汚染が発見された場合、拠点が所在する国・地域の法令に準拠した汚染浄化に取り組んでいます。また、法的対応で汚染が発見された場合は、法令に準拠した方法で浄化対策を実施するとともに、モニタリング結果を定期的に行政に報告しています。
オムロングループでは、日頃から地域住民とのコミュニケーションを図り、問題発生時、事業活動が地域社会に及ぼすリスクを最小化するために迅速な対応に努めています。