グローバルの法規制やその動向をふまえ、社内で管理する化学物質を定め、適正な管理を行います。
化学物質の漏出事故は発生しておりません。
高濃度PCB含有の電力コンデンサ及び蛍光灯安定器等について、日本環境安全事業株式会社にて2016年度までに処分を完了しています。低濃度PCB含有機器についても許可された事業者にて2016年度までに処分を完了しています。
PRTR法対象物質につきましては、グローバル全生産拠点で取扱量、移動量等を管理しています。
PM2.5などの浮遊粒子状物質の発生原因となる揮発性有機化合物(VOC)について、2003年度実績から排出量を管理している日本に加えて、2018年度実績から海外の排出量を管理し、2019年度実績より第三者検証を実施しています。また、2020年度からVOC処理装置の設置や部品洗浄工程の改善などを実施し、VOC大気排出量の削減に取り組んでいます。
社会的課題として化学物質の適正な管理と削減が求められています。水銀は、気化した蒸気を吸入した場合や水銀を取り込んだ魚を摂食した場合、神経、生殖機能、腎臓、脳などに異常をきたす有害な物質です。電子体温計と電子血圧計をグローバルに普及させ、水銀の削減に貢献していきます。
社会的課題として化学物質の適正な管理と削減が求められています。
2017年度に、サステナビリティ課題の特定と目標設定にあわせて、オムロンとして取り組む環境関連の社会的課題を設定しました。
グローバル全生産拠点でのフロン(CFC)を2018年度に全廃し、フロン(HCFC)と水銀(蛍光灯)を2020年度にそれぞれ全廃することに取り組みました。
その結果、フロン(CFC)使用機器は2018年度に全廃、フロン(HCFC)使用機器、水銀使用機器(蛍光灯)は1年間前倒しの2019年度に全廃しました。
今後はこの状態を維持していきます。
また、オムロンで使用している業務用冷凍空調機器(恒温槽・エアコンなど)は、フロン排出抑制法に基づく簡易点検及び定期点検を実施し、漏洩防止に取り組んでいます。