バリューチェーンを含む事業活動全体の環境負荷を把握するために、2013年度から国際的な算定・開示基準であるGHGプロトコルに基づき、温室効果ガス(GHG)排出量のスコープ1, 2, 3をそれぞれ算出しています。
スコープ | 算定方法 | 2016年度 (基準年) |
2023年度 | |||
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排出量 t-CO2 |
比率 | 排出量 t-CO2 |
比率 | |||
スコープ1 燃料の燃焼に伴う排出と6.5ガス使用に伴う排出 |
燃料使用量と6.5ガス排出量に原単位を乗じて算出 | 50,873 | 0.46% | 3,727 | 0.04% | |
スコープ2 電力使用に伴う排出 |
電力使用量に原単位を乗じて算出 | 199,505 | 1.80% | 74,702 | 0.83% | |
スコープ3 上記以外の排出 |
10,806,773 | 97.74% | 8,871,625 | 99.1% | ||
1, 2, 3合計 | 11,057,151 | 100.00% | 8,949,965 | 100.00% | ||
1 | 購入した物品・サービス | 部材ごとの調達総額に原単位を乗じて算出 | 1,372,572 | 12.41% | 2,169,811 | 24.46% |
2 | 資本財 | 設備等投資総額に原単位を乗じて算出 | 79,388 | 0.72% | 116,944 | 1.32% |
3 | 燃料・エネルギー関連の活動 | 燃料・電力使用量に原単位を乗じて算出 | 194,679 | 1.76% | 126,173 | 1.42% |
4 | 上流の輸送・流通 | 輸送重量・距離に原単位を乗じて算出 | 25,494 | 0.23% | 40,933 | 0.46% |
5 | 事業から発生する廃棄物 | 廃棄物発生量に原単位を乗じて算出 | 6,870 | 0.06% | 2,139 | 0.02% |
6 | 出張 | 旅費総額に原単位を乗じて算出 | 10,275 | 0.09% | 4,852 | 0.05% |
7 | 従業員の通勤 | 支給総額額に原単位を乗じて算出 | 1,684 | 0.02% | 3,211 | 0.04% |
8 | 上流のリース資産 | リース資産でのエネルギー使用量に係数を乗じて算出 | 0 | 0.00% | 1,241 | 0.01% |
9 | 下流の輸送・流通 | カテゴリ4から推計 | 2,294 | 0.02% | 3,684 | 0.04% |
10 | 販売した製品の加工 | 対象外 | ||||
11 | 販売した製品の使用 | 製品の年間エネルギー消費量、耐用年数、出荷量に原単位を乗じて算出 | 9,101,928 | 82.32% | 6,204,771 | 69.94% |
12 | 販売した製品の廃棄処理 | 製品総重量に原単位を乗じて算出 | 11,239 | 0.10% | 197,866 | 2.23% |
13 | 下流のリース資産 | 対象外 | ||||
14 | フランチャイズ | 対象外 | ||||
15 | 投資 | 投資先企業の排出量に投資比率を乗じて算出 | 350 | 0.01% | 0 | - |
電力関係のCO2排出係数は2016年度より以下の公表値を使用しています。日本: 温対法※1に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度における電気事業者別調整後排出係数(「メニュー別」または「残差」)、中国: 国家発展改革委員会電力会社別排出係数、その他: IEA※2国別(2020年)排出係数。
燃料関係については、温対法に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度の「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」で定められた係数を使用しています。
信頼性向上を図るためにビューローベリタスジャパン株式会社による第三者検証を受審しました。スコープ1, 2, 3について、検証元データ(エビデンス)を含め、適正にデータを集計・算出・開示していると認められ、温室効果ガス排出検証報告書を取得しました。
項目 | 検証元データ(エビデンス) | 検証基準 |
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スコープ1,2 | ・請求書に記載された電力、ガス(都市ガス、LPG、LNG)の購入量 ・社内システムで管理している化石エネルギー(重油、灯油等)の消費量 |
International Standard on Assurance Engagements (ISAE) 3000 (Revised), Assurance Engagements Other than Audits or Reviews of Historical Financial Information (Effective for assurance reports dated on or after December 15, 2015) 及び ISO14064- 3(2006): Greenhouse gases Part 3: Specification with guidance for the validation and verification of greenhouse gas assertions |
スコープ3 | ・社内システムで管理しているカテゴリー構成要素の活動量 ・活動量ごとの排出係数 |